豊かな実りの幸せが一杯詰まっていたと思います。
丁寧に落としたはずなのに 包んであった地方紙の端のわずかな泥
ほんの何時間前までは 畑で元気に育っていたことを連想させてくれます。
まさに 『お天道様の贈り物』
震災後はしばらくは 控えてましたが・・・・
今年は福島の米に戻しました。
最近送ってもらった箱の隅から出てきたものがこれ
カボチャでした。
変わった形ですね~初めて見ました。
一緒に入っていたのが 真っ赤なプラム
ちょっと種類は違うかもしれませんが
ドイツにいる頃この時期は よくこのプラムのケーキを食べたし
自分でも焼いて生クリームたっぷりで食べるのは 夏のドイツの風物詩です。
帰国以来 ケーキは焼く事ないので このプラムを見る事もなかったけれど
なんだか と~ても懐かしいです。
なんでも 同居の義父母ちゃまが庭の畑で 新作 ??を作ったそうです。
いくつになっても新しい事に挑戦するっていい事ですね
きっと 種を植えたのか苗を買ったのか
毎日毎日 可愛がって育ててくれたのだろうと思うと 感謝です。
半分に切るとこんな感じで ごく普通のかぼちゃ
これをどうやってたべようかな?
実は かぼちゃを炊くの苦手なんです (>_<)
まず 見た目が悪い
味付けは悪くない!!だけど美味しくない
母が炊いてくれたかぼちゃは 美味しい というより うまい
見た目はもちろん いかにも食欲をそそる綺麗な黄色のほくほくが
まるでゆで卵の黄身のようで
一口頬張ると つい そんな言葉が口からでる~
もう 母の味は
記憶の奥でどんどん美味しく輝き続けて
思い出の中でしか会えないのですが
味を伝える 心を伝えるって大切で幸せな事だなって思います。
もう今月末は 『さんま』の季節到来ですが
いわきの海で以前のようにさんまが水揚げされることはもうないでしょうね。
冷凍ではない 生のさんまが届くのは
海で育った者にしか分からない極上の幸せでした。
でも 最近は 以前のように作物が届く事は殆どありません。
震災以降初めてです。
荷物の中にお野菜を見つけたのは。
受け取る人のことを思うと 以前のように送ることは出来くなってしまいました。
実際 私も
この野菜 大丈夫??どこで採れたの?? とまず始めに思ったし
福島を応援しよう!!!
福島の野菜や果物を食べよう!!
と声高に叫んではみても やっぱり 最初に思うのは誰しも同じと思います。
安心も安全も、人の想いも、
どこかへ追いやられてしまっているように思います。
庭で捥いだきゅうりやトマトを その場で味見が出来ない悲しさ・・・
それでも 先の選挙で自民党を選ぶ・・・選ばなければならない今の現状。
道は険しく遠く
トンネルの先は未だ真っ暗
出口も見えない